Cambridge University Press サイトでケンブリッジ英検テキストを無料ダウンロード
ケンブリッジ英検は受験料もテキスト代も(ハードルも)高いですよね。 世界中の英語学習者に指示され続けている「Grammar in Use」シリーズ や各種ケンブリッジ英検対策テキストを発行している Cambridge University Press さんが、コロナ禍で通常の授業を提供することが難しい先生たちへのサポートとして、ケンブリッジ英検テキストのEXAM BOOSTERを、なんと!無料オンライン公開されています。
今回その情報が公開されたのは、Cambridge University Pressのブログ、ソーシャルメディアでした。
2020.8.追記:残念ながら無料ダウンロード期間が終了したようなのでリンクを削除しました。Amazon などで購入可能です。
参考リンク:
Cambridge University Pressのブログ(英語)
https://www.cambridge.org/elt/blog/
通常ならAmazon Japan で 1冊5,000円程
問題集・解答・音声・ライティングのモデルアンサー、すべてをオンラインでダウンロード可能です。これだけでケンブリッジ英検の全パートを知ることができてしまうお得な1冊。試験対策はもちろんのこと、どのレベルを受験しようか悩んでいる場合にも便利そうですね。
Cambridge English EXAM BOOSTER
おすすめポイント
- ケンブリッジ英検の全パートをカバー
- 音声ダウンロードリンク付き
- ボキャブラリー演習
- プラクティカルアドバイスあり(注)
- オーディオスクリプト
- ライティング問題のモデルアンサーあり
- 試験概要
この「プラクティカルアドバイス」って、よく洋書テキストのウリとして見かけることあるのですが、飛びついて読んでみると「それ、普通じゃない?」っていうアドバイスも結構な確率で含まれます。それだけ当たり前のことをついうっかり忘れてしますということなのでしょう。例えば、こちら。 “When you have finished, read through the whole text again to make sure it makes sense.”

たいていの日本人の受験者にとってハードルが一番高いのはスピーキングパートだと思います。こちらのテキストでは、スピーキングパートの全体の流れとタスクタイプ、タスクフォーマットとアドバイスを読むことができるので、心の準備をしてから当たって砕けてみることができます。

独学をしていると、ライティングのモデルアンサーもうれしいですよね。ライティングが手も足もでない時は、モデルアンサーを書き写してみるところから始めるのもいいと思います。そして使い回しできそうなフレーズを見つけて書きためておき、次回のライティングでさりげなく登場させるのがおすすめです。
その他のケンブリッジ英検おすすめテキスト
ケンブリッジ英検対策のテキストはTOEICなどに比べると数がかなり少ないですが、1冊を「やり切る」のには時間も労力もかかります。おすすめテキストについては後日詳しく書いてみたいですが、比較的短時間で終わらせられるサプリメント的なテキストのおすすめをご紹介します。
Cambridge University Press 発行のCommon mistake シリーズ
その名の通り、受験者がよく間違うポイントをピックアップして解説してくれています。大抵のサンプルは、私も同じように間違うなと確信できました。洋書にしては薄く持ち歩きやすいので、スキマ時間でのケンブリッジ英検対策におすすめ。
Oxford University Press 発行のWord Skills Idioms and Phrasal Verbs シリーズ
こちらは特にケンブリッジ英検対策に特化しているテキストではありませんが、イディオムやフレーザルバーブを楽しく覚えることができ、気がつくと試験対策にもなっていたという効果が期待できます。このテキストは、面白さや構成、使いやすさ、どれをとっても自分の中で1、2を争うお気に入りです。わがままを言えば、イギリス英語の発音のオーディオダウンロードがついていたら耳学習もできたなと思いました。

さいごに
ここ数年でIELTS関係のテキストは書店で多く見かけるようになりましたが、ケンブリッジ英検は引き続き少ないですね。受験者が少ないのでしょうがないとは思いますが、IELTSと違って有効期限がない英語試験なのでもう少し賑わって欲しいところです。これからも洋書テキストを中心に使ってみた感想を少しずつレビューしていくつもりですので、ぜひご覧ください。

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