ネイティブっぽく話してみたい!自然なフレーズが学べる洋書テキストEveryday Englishシリーズ

旧ブログでアクセスを多くいただいた、ネイティブっぽい言い方を学ぶことができるおすすめテキスト(洋書)Everyday English、油断していたらCD付きは今後発売されなくなる可能性があるようなので、今のうちにご紹介したいと思います。2020年9月には、Fluent Everyday English というBook 4が発売になっていました。

Contents

Everyday English とは

イギリス人のSteven Collinsさんのセルフスタディブックシリーズで、一部オーディオCD(イギリス英語)が付属したアドバンスレベルのボキャブラリー、フレーザルバーブ、イディオムをネイティブの会話から学ぶことのできる洋書の英語学習テキストです。最初の発行は1993年ですが、改定が何度か行われています。

「学校や他の本ではあまり学ぶことのないボキャブラリーが学べる」というあたりが、日本のテキストだと Atsuさんの Distinction シリーズ に近いのかなと思います。(Distinctionもイギリス英語の音声バージョンが発売されており、とても気になっておりますが私はまだ試していません。)

この「他の本」というのは、特に「日本の英語学習書」というのに当てはまる気がします。「学校や日本の英語学習書で学ぶことのないボキャブラリー」って実はとても楽しくて、私も語学学校時代から洋書テキスト、新聞、広告、友達の会話などから使えそうだなと思ったものはMUJIのA5・2穴・システムノート(横罫)に書き留めていました。こういう表現って、知らないと会話の中で聞き逃していて、聞き逃していること自体に気が付きませんが、知っているフレーズがリアルに出てくるとかなり嬉しいです。

登場するフレーズは Book 1でいうと、例えばこんな感じです。

feel under the weather

stick up for

put someone on the spot

on the spur of the moment

know what you are letting yourself in for

(・・・あれ、書いていて思ったのですが、日本のボキャブラリーテキストにもこのあたりは登場しそうですね。Book 2 あたりの方が手応えあるかもしれません。)

シリーズのラインナップ

イギリス英語

Book 1からBook 4まであり、1から順番に楽しんでいくのがおすすめです。アドバンスレベルではありますが、ケンブリッジ英検Firstの受験準備中あたりから使えると思います。(肌感覚です。)

以下、サンプルPDFダウンロードリンクは公式ウェブサイトより。
アマゾンの著者ページでは全シリーズのリンクかみられます。

Book 1(ブルー)Practical Everyday English 
Self-study book that focuses on advanced vocabulary, phrasal verbs and idioms.

Book 2(レッド)Advanced Everyday English 
A self-study method designed to improve the vocabulary of upper intermediate and advanced students of English.

Book 3(グリーン)High-Level Everyday English 
For students who have reached a very advanced stage in their English studies but still need a little help with difficult everyday vocabulary.

Book 4(パープル)Fluent Everyday English *2020年9月発売

Clear explanations of meanings; realistic examples containing words and idioms previously taught; dialogues and exercises.

古いバージョンのBook 1, 2, 3にはオーディオCDが付属していますが、新しいバージョンには付属していません。(本の中身は同内容)Book 4にも付属していません。CDが付属しているかどうかは、表紙をよく見るとCDのイラストがついているのでわかります。今後、CD付属バージョンは増刷されない予定で、新しいバージョンのものにもオーディオダウンロードなどのサービスも付く予定がないそうです。

本の構成

見出し(単語・イディオム、意味)
会話サンプル(時々シュールな挿絵付)
チャプターに登場した単語や表現がすべて盛り込まれた会話サンプル
チャプターごとの練習問題

最後に練習問題の回答
アルファベット順の単語・イディオムリスト

前のページに登場した単語やイディオムが、後のページにさりげなく登場して、知らぬ前に覚えてしまうという作戦を狙って構成されているので、チャプター1から順番に進むことをおすすめします。

CDの音声はネイティブが話すスピードに限りなく近いと思います。そして、イギリス英語です。ただ、何人か話者がいて、すべての人がナチュラルスピードで話しているわけでもないようにも感じます。もし、このスピードでネイティブに話されたとしたら、あぁ、私に気を使ってゆっくり話してくれているんだろなぁと思ってしまいそうな部分もありました。オーディオの長さは、Book 1 が約36分、Book 2が約21分でした。オーディオ付属はうれしいですが、CDってちょっと取り込むのが手間ですね。

イギリスに住んでいた頃、カーディフのセントラルライブラリーで、Book 3の購入リクエストしたら即買ってくれたので、新品を借りることができました。図書館が通常営業に戻ったら、聞いてみるのもよいかもしれません。

さいごに

アドバンスレベル向けと聞くと一瞬躊躇してしまいますが、自分で使いこなすことが難しくても、知っているだけでリスニングの助けにはなります。(知らないと聞き逃すだけ)

音声CD付属Bookの在庫があるうちに試してみませんか。発音がイギリス英語で、イギリスでよく使われている表現であることは間違いないですが、登場する表現が「イギリス英語特有」なのかどうかは私にはわかりません。でも、イギリス英語好きな私にとっては、かなりのお気に入りテキストです。一緒に4冊コンプリートしてみませんか。


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